今朝方5時頃だったろうか、右わき腹に痛みを感じて目が覚めた。
最初は大したことない、寝てれば治ると自分に言い聞かせて数分寝転んだままだったんだけど、
胃の中を爪の伸びた指で引っかかれるような痛みが治まらない。


はっ。これはもしや噂に聞いた盲腸では?
ということにようやく思いが至ったが、救急車を呼ぶほどの痛みではないような気がする。
タクシーを呼んで救急病院に行くことにしよう。
その前に歯を磨かないと医者がかわいそうだな、ゴシゴシゴシ。
そこでハタと気づく。病院に行くにしても、これが盲腸じゃなかったらどうしよう。
何を大げさに痛そうなツラして来てんだ。とかお医者さんに言われたら二度とその病院いけないよ。
インターネットで調べて、確実に盲腸であると自信が持てればタクシーを呼ぶことにしよう。


冷静なんだか動揺してるんだか分からないその思いつきで、腹を抱えてときどき「うぅ。」と呻きながらグーグル等で盲腸を調べる。
ほうほう、「盲腸になった。」という言い方は、頭痛になったことを「頭になった。」とか、胃潰瘍になったときに「胃になった。」と言うようなものだそうだ。
正しく「盲腸炎」とか「虫垂炎」って言うことにしよう。
ってバカ!そんなこと調べてる場合じゃないよ!
気がつけば1時間以上もパソコンの前で盲腸に関するおもしろ体験談やら、盲腸トリビアを必死で探している俺。
恐るべしインターネット。


ところで腹の痛みは沈静化している。盲腸じゃないことだけは確かだ。