ツッカケ

 裸足にツッカケを履いてコンビニの店内をうろついていたら、足とツッカケの間の空気が抜けて
「ぷう」
とオナラのような音がした。
 運悪く近くにいた店員さんと若い女性客がこちらをちらっと見たので、
「違うんだ、オナラじゃなくてこれはツッカケの音なんだ。」
と伝えるために、さりげなく同じような歩き方で
「ぷう、ぷう、ぷう」
と音を立てながらその場を去った。


 二度と行けない。