近所でお祭りの日、女友達に何気なく 「浴衣着ないの？」 と期待を込めて聞いてみた。 「あんなのは浴衣メーカーの陰謀だよ」 浴衣メーカーの経営手腕すげーな。

友達とスーパーで買い物してたら、友達が小声で話しかけてきた。 「ねえ、見て見て、あの人。すごいスタイルいいよ。ボン、キュッ、パッて感じ」 目の前の1980円の商品につられたな。

飲み会の席で、女の子が「彼氏が自分にセーラー服を着せたがるので困っている」という話をしていると、友達が話に割り込んできた。 「セーラー服を着せたがるのは、必ずしもロリコンだからという訳じゃあないよ。高校時代にモテなくて恋愛しなかった人は、そ…

うちに遊びに来た友達が、チースケ（猫）のお腹をなでていた。 「あれっ？ チースケのお腹、何か変なぶつぶつがあるで」 「ぶつぶつて。それ乳首や」 「なんでオスなのに乳首ついてんの？」 お前にはついてないのか。

ダイエット中の友達が、ケーキ屋の前でため息をつきながらつぶやいていた。 「何とか合法的にケーキ食べる方法ないかな」 気持ちはわかるが違法じゃないよ。

友達がうちに遊びに来ているときに、ふと窓から外を見てみると、近所のホテルの前にパトカーと救急車が止まっていた。 「何か事件かな。ちょっと野次馬しに行ってみる？」 「疑われるから行かない」 その反応が疑わしい。

学生時代、後輩の女の子Sさんが失恋して落ち込んでいた。 「昨日告白して、ふられちゃったんですよー。『今好きな人がいるから』って」 「よしよし、かわいそうに。こんなかわいい子ふるなんて、アホな男やね。もし告白されたのが俺やったら、その足で役所に…

仕事中、隣のデスクの同僚が 「あっ、間違えた！ 生き方間違えた！」 って言ってた。 そんな根本的なとこから。

友人Kくんの家では、20年以上前に買った冷蔵庫を未だに使っている。 「Kくんって物持ちいいよね」 「ほうよ、俺物持ちいいよ。未だに『おしマイケル』だけで笑い取れるし」 そこはもう少し新しいものに貪欲になろうよ。

「最近よく人に道聞かれるねん。人が良さそうに見えるんかな」 「地味でモテなさそうだから、安心して聞きやすいんだろ」 お前みたいなやつには道教えてやんない！

電車に乗ってイスに座っていたら、隣で50歳くらいのいかにも真面目そうな風貌のおじさんが、ペーパーバックの洋書を読んでいた。俺は英語がからっきしなので、原書のまま読めるなんてうらやましいなと感心していると、次の駅で女子高生の集団が乗り込んでき…

職場の同僚で、偉そうな態度の上に、いつも一言多くて嫌われている男がいる。 「みんな『あの人苦手！』って言うてるんやけど、その割に女にもててるらしいよ。なんでやろ」 「それはほら、テレビなんかで、うるさかったり狙って外してたりして不快なコマー…

電車の中で、部活帰りらしい高校生男子ふたりが話していた。 「あ、お前、アゴにニキビできとるで。思われニキビじゃの」 「うそ！ うわ、ほんとだ！ 二つもある！」 「二人分……。もう一つは誰んじゃろの？」 一つは君の分？

休日に電車で移動中、降りる駅の前でドアの近くに立っていると、駅に着いてドアが開いた瞬間、駅で待っていたおばちゃんの大軍が、こちらが降りるのも待たず我先にと駆け込んできた。次々と体当たりされて辟易としていると、後ろの方にいたおばちゃんが注意…

歯が少ししみるので、歯医者に行って診てもらったら、小さい虫歯が2つ見つかった。治療には週に一回通うとして1ヶ月ちょっとかかるらしい。 「他に何かご質問はありませんか？」 「ええっと……いい年こいて恥ずかしいんですけど、この治療痛いですか？」 「………

実家に帰ってみると、床がチースケ（猫）の毛まみれになっていたので掃除機をかけることにした。 「おかん、チースケ（猫）邪魔やから、掃除する間、浴室にでも入れてドア閉めといて」 「えっ、大丈夫かな。チースケ窒息したりしないかな」 俺ら風呂入る度に…