七夕

Kさんに
「ふうさん、『おほしさまきらきら♪きんぎんすなご♪』の『すなご』って何ですか?」
と聞かれたので、
「確か襖絵の模様やで。金箔をまぶしたようなやつ。『砂子みたいにきらきらした天の川』ってことやろ。」
とうろ覚えの知識で答えると、
「すごーい!さすがふうさん!」
と褒められたので、調子に乗って
「こんなん知ってる?織姫と彦星って年々少しずつ近づいてて、何十万年後にはぴったり重なるねんで。」
と七夕トリビアを披露すると、
「あ、もういいです。」
とスルーされてしまった。


短冊『同僚がもう少し俺の話を聞いてくれますように。』