会社の近くに、広島弁でしゃべる自販機ができたというので試しに買ってみた。 「よーきたのー！」 「ありがとのー！」 「お釣り忘れんのんでー！」 広島に住んで長いけど、店員にここまで豪快にタメ口聞かれたことはない。
今年も酔拳の王 だんげの方さんの漫画ナツ100に参加します。 今回は「漫画ならなんでもあり！」だそうで、挙げるのは楽ちんだったんだけど、気づいたら100を優に超えていて、削るのに時間がかかってしまいました。 去年、おととしの自分の選んだ作品と比べて…
子供の頃、2歳下の弟と2回ほど激しい口論になったことがある。その原因はどちらも「そのネタを思いついたのは俺だ」という思い出すのも恥ずかしいくらいくだらないものだった。 エジソンとベルじゃあるまいし、しょうもないネタの発明者がどちらでも一向に差…
母が豪華客船のクルージングを特集したテレビ番組を見ながら 「一生に一度でいいから、こんな豪華客船で世界一周旅行とかしてみたいな」 とつぶやいたら、父が 「お前知らんのか。世界一周につき二人くらいの割合で失踪しとるんで」 と説得していた。 豪華客…
ある暑い日、金がない友達数人がうちに集まってゴロゴロしてたんだけど、誰ともなく「暑いから怖い話大会しよう」ということになった。 トップバッターを申し出た友人Kくん。 「こないだ遊園地行ったとき、ジェットコースター乗ったんやけどさ、俺いつもはジ…
友達とラーメン屋に行って、 「ラーメンひとつずつ！」 と注文した。 「ひとつずつ…ってお前、普通に『ふたつ』って言えばいいやん」 「こいつデブやからふたつ食べよるかもしれん」って思われたらどうすんだ！
メガネを新調したので、会社の後輩に 「どう？」 と聞いてみた。 「メガネはカッコイいんですけど、なぜかよく似合ってますよ」 すごい変化球でけなされた！
メガネのよく似合う同僚Mさん。 「Mさんってメガネっ子歴長いの？」 「高校の頃からだから、15年くらいかな。ていうか、『子』って年じゃないですよ。『メガネ女子』って言ってください」 『子』ついてるけどな。
会社で部長がぼそりと 「明日はどっちだ……」 と尾藤イサオみたいなセリフを口にしたので、何か悩んでるんだろうかと思ってたら 「資源ゴミの日だっけ、不燃ゴミだっけ」 ルルル…ルルルル……。
偏頭痛がひどいときに、人に頭を軽くパコパコ叩いてもらうと気持ちいいので、ときどき彼女に叩いてもらう。 「頭痛い……またパコパコやって」 「オッケー！ 私のストレス解消にもなるし、偏頭痛もよくなるし、一石二鳥だね」 最近本気出してくるから一石一鳥…
好き嫌いのほとんどない父だが、さつまいもだけは嫌っている。 「味に不満がある訳じゃないんで。子供の頃家が貧乏で、おかずもおやつもさつまいもばっかりじゃったけえ、今では見るだけでうんざりするんよ」 「らっきょも子供の頃から毎日欠かさず食べてる…
日焼けしてカレー色になった肌がかゆくて指の爪でカリカリとかいていたら、友達に怒られた。 「そんなに伸びた爪でかいたら傷がつくじゃろ。ほら、爪切り貸したげるけえ使いんさい。ヤスリの部分で擦ると気持ちいいで」 爪切るんじゃないのかよ。
会社で健康診断がある前の日の昼休み、お腹を壊してトイレにこもってしまった。時計を見ると約30分、あまりにも長くこもっていたので、心配してくれた同僚が外から声をかけてくれた。 「大丈夫？ でも明日健康診断だから体重減ってちょうどよかったね。つい…
讃岐出身の母は、高校の頃、合唱部の部長だったそうだ。 ある年、大会に出るために練習した唄は賛美歌の「まもなくかなたの」。「たんたんたぬきの○○は〜」の元唄として知られる名曲なんだけど、替え歌の方が有名だったせいで、みんなふざけて 「たんたんた…
母が、飲み残しのコーヒーで風邪薬を飲み込んでいた。 「コーヒーで薬飲んだら効き目が薄くなるんちゃう？ 水くらいくんでくればいいのに」 「いいんよ。まだ風邪気味でそんなにしんどくないから、コーヒーで効き目薄めたの」 薬の量減らせよ。
外を歩いていたら、道路をがんばって這ってるかわいくていじらしい毛虫を見つけたので、携帯でドアップの写真を撮って女友達にメールしたら 「バカ！ 死ね！」 って返事が。 こんなにがんばってる毛虫さんに、死ねだなんてひどい…。
デスノートの映画をDVDで観ていたら、友達が残念そうに 「藤原竜也って、かっこいいし演技もうまいけど、顔がでかいのだけが残念だね」 と言っていたので 「俺も顔がでかいから残念やなぁ」 と言ったら 「ふう君にとって顔がでかいのは欠点になんないよ。ほ…
朝、携帯電話の着信で目が覚めて、出てみると 「ほーほー、ほほー。ほーほー、ほほー」 と声がした。あまりのことにリアクションが取れないでいると 「だまされた？『あれ、ここ田舎だっけ？』って思った？ だーいせいこう！」 な、なーんだ、ドッキリだった…
スーパーのアイス売り場で、近くにいた若いカップルの話し声が聞こえてきた。 「安いアイスでも、練乳かけて食べると高級アイスみたいにおいしくなるんよ。居酒屋のアイスって大体そうやってごまかしてるでしょ」 「俺の実家が居酒屋と知っての暴言か……」 修…
以前は職場で毎日自販機のお茶を買ってたんだけど、節約のために、家で淹れたお茶をペットボトルに移して持って行くことにした。 「これで1日当たり100円以上浮くよ」 「いっそのこと、今まで自販機のお茶2本ずつ買ってたことにしたら？ そうすれば、1日当た…
背が低いことを気にしている友人（女性）がいる。 「背が低いと色々と損だよ。スラッとしてカッコイい人に憧れるなぁ」 「でも女の人の背が高い低いって、モテるのとあんまり関係ないんちゃう？」 「好きになってもらうには、まず見つけてもらえないと始まん…
ネットなどで「電車の窓の外で猛スピードで併走する忍者を空想する」という遊びのことをよく目や耳にする。今までやったことがなかったんだけど、おもしろそうなので通勤電車の中で試してみることにした。 ところが、初めこそ一応忍者らしく、走ったり屋根づ…
最近やっと自覚してきたんだけど、どうも俺は自分大好きナルシストのようだ。 褒められるのが大好きで、自分の料理の味が大好き、自分のネタを思い返してニヤニヤ笑ったり、週に2、3回は「俺って結構モテてるんじゃね？」と思ったりもしている。 という話を…
「俺、自分でそんなに不器用じゃないと思ってるんやけど、キャベツの千切りが苦手やねん。どうも無意識に刃物を怖がってるみたいで」 「ほうほう、いいこと聞いた。ふう君がうっとうしくて近づいて欲しくないときは、刃物持っとけばいいね」 誰も近づかない…
友達と電車に乗っていたら、駅でドアが開いているうちに蜂が飛び込んできて、発車した電車内に閉じ込められてしまった。 「かわいそうに、なんか動揺してキョロキョロしてるよ。自分の巣から離れたら蜂として生きていけないんじゃないかな」 「でも、蜂って…
公園にベンチに座って休憩していると、2匹の野良猫が近づいて来て、そのうちの1匹が「にゃーん」と甘えた声で餌をねだってきた。 「ごめんな、おっちゃん餌あげられへんねん」 わかってくれたのか、甘え声の猫は去っていったんだけど、もう1匹の猫はこっちを…
「幽霊とか今まであんまり怖いと思ったことなかったけど、さっきから鼻の奥で引っかかってる鼻くそがあるんだけど、指突っ込んでもティッシュ突っ込んでも取れないどころか触れもしないんだよ。鼻くその幽霊マジ怖い」 鼻くそが幽霊だったら気にならなさそう…
仕事中、お腹が「きゅるるー」と鳴ってしまい、近くにいた同僚がこっちを向いたので、照れ隠しに 「にゃーん」 と言った。 「なんだ、猫か」 素直だな。
マンションの自室で彼女とくつろいでいると、隣の部屋から「キャン！キャン！」と子犬の鳴き声らしき音が聞こえてきた。 「子犬かなぁ。いいなぁ。かわいいんやろなぁ」 「あれ、鳴き声やんだよ？ 今夜は犬鍋かな」 食べるな！
パソコンでインターネットに接続できなくなり、友達に携帯のメールで相談してみた。 「一回ケーブル引っこ抜いて、もっかい差してみたら？」 「それはさっきやったんやけど、あかんかったよ」 「そうか…万策尽きたか…」 万策早いな。
